〜講演概要〜
厚生労働省が進めている化学物質の自律的管理の推進は,従来の法令順守から事業者による自主的な安全衛生管理活動への移行を求めている. 化学物質の有害性に対しては,濃度基準値の設定や保護具の選定など, 具体的な取り組み内容が示されているが,化学物質の危険性に対しては,特に言及されておらず, 事業場の判断に任されている. ここでは,プロセス安全管理の枠組みの中で,化学物質の危険性に対する自律的管理をどのように進めるべきかについて考える.